イスタンブール展レポート5

カテゴリ:巡回展情報

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出展アーティストによるプレゼンテーション

一般公開初日の8月6日には、「ものづくり」セクションの作品展示のために、日本からトルコに渡航したアーティスト7組10名によるプレゼンテーションが行われました。プレゼンテーションは日本語-トルコ語の同時通訳で行われるため、現地の方はイヤホンを付けてアーティストの話に聞き入っていました。平日にも関わらず、比較的多くの来場者を迎えて始まった会場では、現地に在住している日本人の参加者も見受けられました。

14時からプレゼンテーションがスタートし、アーティストらが次々に登場。一組目の明和電機の土佐信道さんは、会場に展示されている『Seamoons』『オタマトーン』に合わせて「明和電機ボイス計画宣言」を紹介。これは歌うロボットの開発と、その世界デビューを表明するものです。そして、今回初の展示となった完成したばかりの『オタマトーン・ジャンボ』の演奏によるトルコの曲がライブで披露され、会場を大いに沸かせました。

『ベアリング・グロッケンⅡ』の川瀬浩介さんは、今回展示されている2号機を生み出すまでの紆余曲折や、ご自身の作曲による映像作品を紹介されました。村上史明さんによる『Spyglass』のプレゼンテーションでは、作品のプロモーション映像に続いて、作品が自身の夢から発想されたことを紹介し、今回の展示では新たな景色が織り込まれたイスタンブールバージョンになっていることも話されました。『Morpho Tower』の児玉幸子さんのプレゼンテーションでは、磁性流体の黒い液体が大画面にプロジェクションされ、実際の展示よりも遥かに大きいサイズで生き物のように「角」が生まれてくる様子をじっくりと見ることができました。

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30分程のコーヒーブレイクをはさみ、後半は平原真さんによる『RGBy the gathering』の紹介からスタート。色に対する個々のイメージを、ネットを通じて他者と共有できるという作品コンセプトの説明に続いて、平原さんが所属する会社が取り組んでいる空間設計やプロダクトが紹介されました。花と鼻のダブルミーニングを持つ「ハナ」をタイトルにした『hanahanahana』のplaplaxさんはユニット3名での登壇となりました。独自で開発されたガスセンサーを使った香りを感知する技術的な仕組みが紹介されただけでなく、日本古来の香道や盆栽と作品のコンセプトや展示との共通点を指摘しながら、日本の文化を交えて紹介するという興味深い内容となりました。

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最後は、『pa++ern』の石橋素さんと真鍋大度さんが登壇し、Twitterの画面を使った実際のデモンストレーションを行いながら、複雑な作品の仕組みが紹介されました。これまでの活動を伝える映像も紹介され、多岐に渡るお二人の活動を知ることができました。
プレゼンテーションは約4時間にも渡って行われましたが、最初から最後まで発表をご覧になる熱心な聴講者も多くいらっしゃいました。

■文化庁メディア芸術祭イスタンブール展2010
Japan Media Arts Festival in Istanbul 2010
http://plaza.bunka.go.jp/istanbul/
会期 2010年8月6日(金)~10月3日(日) /月曜日休館
会場 ペラ美術館(トルコ・イスタンブール)

◎アーティストプレゼンテーション
http://plaza.bunka.go.jp/istanbul/event.html
会期 2010年8月6日(金) 14:00~18:00
会場 ペラ美術館 地下1階 講堂

14:00~ 土佐 信道『セーモンズ』『オタマトーン』『オタマトーン・ジャンボ』
14:30~ 川瀬 浩介『ベアリング・グロッケンⅡ』
15:00~ 村上 史明『Spygrass』
15:30~ 児玉 幸子『Morpto Tower』
<休憩>
16:30~  平原 真『RGBy the gathering』
17:00~  plaplax『hanahanahana』
17:30~  石橋 素+真鍋 大度『pa++ern』

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