忙しい日々の中で、ふと立ち止まって読んでおきたい言葉たち。
あなたは、どの言葉に心を動かされますか?
<巨匠インタビュー>
中村 勇吾(ウェブデザイナー)インタビュー
「作家的内部空間やアカデミックな世界に閉じこもらないで、つねに社会的、経済的なリアリティと折りあいをつけながらアウトプットしつづけてきた、ということでしょうか。これが唯一胸を張って言えることですかね(笑)」(自身の仕事を振り返り"他にはなかった"ものを聞かれ)
▼インタビューページはこちらから
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/museum/meister/entertainment/vol5/
「データミュージアムは可能か?」 渋谷 慶一郎(音楽家)
「電子音楽とメディアアートの関係について考えてみると、その2つの距離は遠く、それは中間に位置するサウンドアートという言葉のこの文脈でのポジションの不明確さにも起因しているように思う・・・・・」
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http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/museum/beyond/vol22/
開催中・これから開催のMAP注目イベントを厳選してお届け!
・耳をすまして - 美術と音楽の交差点
2011年1月22日(土)- 2011年3月6日(日)
茨城県近代美術館
・堀尾寛太展 HORIO Kanta solo exhibition
2011年1月27日(木)- 2011年3月5日(土)
ギャラリー20202
・平成22年度 女子美術大学メディアアート学科卒業生有志学外卒業制作展「unius(ユニアス)」展
2011年3月2日(水)- 2011年3月7日(月)
横浜赤レンガ倉庫1号館1・2階
・多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース 卒業制作展
2011年3月11日(金)- 2011年3月13日(日)
横浜赤レンガ倉庫1号館
・第5回展覧会企画公募「ELASTIC VIDEO-curated by PLINQUE」
2011年2月26日(土)- 2011年3月27日(日)
トーキョーワンダーサイト本郷
▼このほか合計9展の情報を新たに公開しています!
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/information/exinfo/
国内各地の文化施設と文化庁との共催により、優れたメディア芸術の鑑賞機会をつくり出す試みが、「文化庁メディア芸術祭巡回企画展」です。
今回は山口情報芸術センター[YCAM]にて、新世代のメディア表現を展開する真鍋大度+石橋素の個展形式で開催。新作インスタレーション『particles』や、文化庁メディア芸術祭での受賞作を体験できる貴重な展覧会となります。いよいよ3月5日からオープン予定。
▼文化庁メディア芸術祭国内外の展示ページはこちらから
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/festival/event/

注目アーティストの表現姿勢に迫る作家インタビューシリーズ、今回はあの千房けん輔さんの登場! 「あのアートユニットexonemoの」「あのエンターテインメント部門大賞作『IS Parade』の」など、いくつもの顔を持つ稀代の表現者ですが、単独インタビューは珍しく、その意味でも貴重なお話を聞くことができました。
▼インタビューページはこちらから
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/museum/next_ages/10vol5/
フェスティバル会期中に、国内外のゲストを招いて行われた作家トーク、シンポジウム、プレゼンテーションの数々。見逃した方、もう一度振り返りたい方には、フェスティバルレポート記事をおすすめします。
※なお会期中に実施した「メディア芸術祭Ustream」の番組視聴はすべて終了しました。こちらもご高覧ありがとうございました。
【現在公開中のレポート】
《受賞者プレゼンテーション》
アート部門大賞『Cycloid-E』/エンターテインメント部門大賞『IS Parade』/アニメーション部門優秀賞『フミコの告白』/現在美術としてのDOMMUNE アート編、音楽編(ほか全25記事)
《フェスティバルプレゼンテーション》
ザグレブ国際アニメーション映画祭/オランダのメディアアートフェスティバル「GOGBOT」/バルト三国での日本のアニメ人気事情/ポーランドのメディアアートの拠点「WRO」(以降、順次追加予定)
《テーマプレゼンテーション》
メディア芸術祭の魅力/学生たちから見た「メディア芸術祭」
▼フェスティバルレポート一覧はこちら
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/festival/2010/report/
※公式Flickrでもフェスティバルの記録写真を公開中。
▼文化庁メディア芸術祭 公式Flickr(JMediaArtsFes' Photostream)
http://www.flickr.com/photos/jmediaartsfes/
日時:2月12日(土)19:30-20:15(東京ミッドタウン ガレリアB1Fアトリウム ソーシャル・メディア・ラウンジ)
出演:石田 祐康、谷口 暁彦+渡邉 朋也(聞き手)
左から谷口氏、渡邉氏、石田氏
インターネット上で公開され、あまりのクオリティーの高さに一躍話題となった自主制作短編アニメーション作品『フミコの告白』。作者の石田祐康氏は、現在京都精華大学アニメーション学科に在学中です。『フミコの告白』を制作したのは、石田氏が3年生の時に、友達から共同でアニメーションをつくらないかと誘われたことがきっかけでした。
トークでは作品の制作過程やこだわりポイントが、多くのイメージ資料とともに語られました。作品のアイデア出しでいろいろな企画を考えた末、「走る」という行為にフォーカスした疾走感のあるアニメーションをつくろうといことで制作がスタート。当初は「フミコが万引きをして、店主に追いかけられながら町を逃げ回る」という全く別のストーリーを構想していました。ですがストーリーを練るうちに、「電線が張り巡らされている町のなかをフミコがすっ飛んでいく」という絵が浮かび、実際に描いてみて「あ、これやりたい!」と実感したそうです。ストーリーボードを制作する際は、その絵でクライマックスを迎えるよう計算しました。当初の構想段階ではフミコが行う告白は成功するはずだったそうですが、むしろフミコはとことん報われない方が作品として締まりがいいのではないかと考え、オチを変更したそうです。
© 石田 祐康
アニメーション部門優秀賞『フミコの告白』
ストーリーボードが決定すると、主人公のキャラクターイメージや、町全体を俯瞰した空間の設計図などを描き、具体的にどんなつくりにするかを決めます。その後絵コンテを制作し、時間軸上の展開を細かく決めていきます。フミコのキャラクターをデザインする際は、疾走感を演出するために動きやすさを重視したデザインにしたそうです。これで企画の地固めは終了。その後、実際の制作に入っていきます。
本作は商業アニメの作業工程にのっとった共同制作により進められました。レイアウトで設計図をきちっと決めることで、作画と背景制作の同時進行が可能となり、短期間で制作することができました。
また、石田氏がチーム制作に助けられたことを感じたカットとして、フミコが路地裏を走っていくシーンが挙げられました。最初の設定ではフミコを正面から撮り続けるカメラワークのはずでしたが、CGを担当した友人のアイデアにより、途中からフミコ視点になるようカメラワークを変更したそうです。そうすることで作画の負担も減り、カットにメリハリがつきました。この出来事でチーム制作のおもしろさや強みを実感したそうです。
最後にトークをふまえて、もう一度作品を最初から最後まで鑑賞。最初に観た時よりも細かい部分に目がいき、違った視点で作品を楽しむことができました。多くの制作資料やイメージとともに展開した今回のトークは、もっといろいろなエピソードを知りたい衝動に駆られる興味深い内容でした。

■第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞『フミコの告白』
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/animation/FumikosConfession/
■YouTube 『フミコの告白』
http://www.youtube.com/watch?v=0QqT1P4VO30
■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/
会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/
日時:2月12日(土)18:15-19:00(東京ミッドタウン ガレリアB1Fアトリウム ソーシャル・メディア・ラウンジ)
出演:SHIMURABROS.

立体的に配置された12枚の特殊なスクリーンで、機関車が迫ってくるような映像をつくりだした『X-RAY TRAIN』。作者であるSHIMURABROS.のおふたりによるプレゼンテーションが行われました。
世界で初めて上映されたと言われている映像は、機関車がホームに入ってくるだけのとてもシンプルなものでした。しかし観客はそのリアルさに驚き、実際に列車が迫ってくるような感覚に襲われて劇場から逃げ出したと言われています。その時の驚きを再現させる映像表現を目指したのが、この『X-RAY TRAIN』だそうです。
12枚のスクリーンは約7メートルの奥行きのなかに配置され、X線を用いて物体の内部を調べる技術であるCTスキャンを使い撮影された立体写真が、奥のスクリーンから手前に向かって順々に音とともに映し出されていくことにより、実際に列車が目の前に迫ってくるような感覚を得ることができる仕組みになっています。最近流行している3D映像は、左右の目の視差に合わせた映像をつくることにより立体視を生んでいますが、本作ではその方法とまったく異なる立体感を味わうことができます。

ウィーンで展示した際には、それぞれのスクリーンの間をローラーブレードで走り抜ける若者が毎日来場していました。その理由を聞いてみたところ「電車に向かって実際に走るのと同じようなスリルを味わえるのに、ひかれる心配が絶対にないから」と答えたといいます。また、使用しているCTスキャンの画像は人間ドックを行っている病院の協力のもと、専門の撮影技師に依頼したそう。その時のことを「最初は淡々とで機関車の模型を撮影していましたが、最後には作業に没頭した撮影技師のほうが真剣になっていました」と振り返りました。
SHIMURABROS.が制作活動を始める最初のきっかけになったのは映画だった、という説明もされました。映画は当然3次元の空間で撮影されますが、上映時にはスクリーンに映る2次元の映像でしか表現できません。そのことに違和感を持ち、スクリーン自体を立体的に配置することを考案。3つのスクリーンを配置したフィルムインスタレーション『SEKILALA』を発表したそうです。

今後もCTスキャンとスクリーンを利用した作品を制作していく予定で、常に新しいアイデアを構想中だそう。現在実現しようとしているのは『X-RAY TRAIN』よりも大きな装置を使い、さらに圧倒されるような映像を生み出せるもの。秋には発表予定とのことで、新作にも期待がかかります。
プレゼンテーションでは他にも、『X-RAY TRAIN』と同じようにCTスキャンを使用してマウスを表現した『MMY : Mouse Made in YOKOHAMA』、Googleストリートビューで六本木を検索した際に出てくる映像を抽出した『ROPPONGI』などの作品についても説明が行われ、45分の濃密な作家トークが終了しました。
■第14回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品『X-RAY TRAIN』
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/recommend/
■SHIMURABROS.
http://www.shimurabros.com/
■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/
会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/
日時:2月12日(土)14:50-15:35(国立新美術館2F企画展示室2E ソーシャル・メディア・ラウンジ)
出演:内田伸哉

エンターテインメント部門奨励賞『iPad magic』についてのプレゼンテーションが、作者の内田伸哉氏により行われました。内田氏は2000年よりマジシャンとしての活動を開始。2007年からはサラリーマンの仕事と平行してマジックの活動を続けています。
今回の受賞作品『iPad magic』はマルチタッチデバイス「iPad」が国内で発売されたその日に、Web上で発表されたパフォーマンス映像。銀座アップルストアの前で、作者自身がiPadを使用したマジックを行うという内容です。
トークではこの作品をつくるに至った経緯の説明や、『iPad magic』の実演が行われました。内田氏のマジックには、テーブルマジックからイリュージョンマジックまで幅広いバリエーションがあります。またビジネス書の出版も行うなど、マジック以外でも多彩な活動をされてきました。こうした経験を経て、オリジナリティのあるものには異色な要素の組み合わせが必要なことに気がつき、「プレゼンテーション+デジタル+マジック」を組み合わせた作品『iPad magic』が生み出されました。
本作を生み出そうと考えたきっかけは、シルク・ドゥ・ソレイユのようなエンターテインメントが日本にないのが悔しく、自分でエンターテインメントをつくり出すことはできないか? と考えたからだそうです。また、当時YouTubeで話題になっていたアニメーション作品『フミコの告白』を観て、「日本にいても、個人でも、世界と勝負できる」と実感し、インターネット上の口コミを利用した「バイラルプロモーション」によって大きく話題になるような作品づくりを構想しました。

また内田氏は、話題になるものをつくるための重要な要素としてふたつのキーワードをあげました。ひとつは「時代の波」。今年話題になっているキーワードを探れば、時代の波を読みとることができるのではないかと考え、「Google Trends」という話題の検索ワードを調べることができるサービスを駆使することで、当時騒がれていたiPadを用いた作品をつくることを決めました。もうひとつは「共感」。たとえばワールドカップが開催されていれば「日本ガンバレ!」と言いたくなる時代の空気が生まれるように、なにか話題になる出来事が起こったとき、世の中共通の言いたいことが生まれるのではないか。iPadが登場したタイミングでは「iPadってすごいんだぜ!」と言いたくなる人がたくさん出てくるだろうと仮定し、「たとえばこの動画見てみろよ」と言われるような動画をつくれば、世の中でヒットするものができるだろうと目論んだそうです。
また『iPad magic』をつくったもうひとつの動機は、「メディアの波に乗って流行をつくり出す実験」もやってみたかったから、とのことでした。
そんな作品背景の説明の後『iPad magic』の実演が行われ、会場はさらに盛り上がりました。最後に今年の目標については、「世界と戦う仲間を集めたい」と述べました。世界レベルで騒ぎになるような、おもしろいものをつくりたい人を募っていきたいとのことで、どんな驚きを世に送り出してくれるのか今後の展開が楽しみです。また内田氏の著書『企画に年功序列は存在しない』には、『iPad magic』のやり方も載っているそうなので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

■第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門奨励賞『iPad magic』
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/entertainment/iPadmagic/
■内田伸哉
http://www.salarymagician.jp/
■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/
会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/
日時:2月11日(金)15:15-16:00(国立新美術館2F企画展示室2E ソーシャル・メディア・ラウンジ)
出演:林 智彦、千房 けん輔、小山 智彦
左から林氏、小山氏、千房氏
TwitterのIDやキーワードを入力すると、自分のフォロワーや、そのキーワードに関連するつぶやきをしたユーザーがキャラクターになってパレードをする『IS Parade』。今回エンターテインメント部門にて大賞に輝いた同作品を制作した林智彦氏、千房けん輔氏、小山智彦氏に、制作に関するエピソードを語っていただきました。
『IS Parade』は、auスマートフォンのプロモーションとして2010年4月30日に公開され、シンプルで誰でも楽しめるコンテンツとして話題になりました。現在ほど主流ではなかったスマートフォンをどのようにプロモーションし、また同時に、Twitterを活用しているような、いわゆる"ギーク層"にもその魅力をどう届けるかという課題から、開発はスタートしたそうです。
© KDDI株式会社
エンターテインメント部門大賞『IS Parade』
まず「濃いネットユーザー」がTwitterでシェアしたがるような話題になるもの、というポイントを根幹に、TwitterのIDを使ってユーザー間に嬉しいことが起きる、気軽に楽しめるサービスをつくろうというベースになるアイデアを固め、林氏が千房氏に相談を持ちかけたのが始まりです。
そこで千房氏はTwitterにおける「フォローする/される」という仕組みを、「自分の後ろに人が付いてくるような状態」だと言い、その状況をパレードとして視覚化することを思いつきました。そして、林氏と千房氏で練り上げたアイデアを実現させるプログラマーとして小山氏が加わり、『IS Parade』が誕生します。
技術的なハードルの高さに比して、公開までの制作期間が短いことから「本当にできるのか心配だった」と、本音を漏らした小山氏ですが、描画エンジンを独自に開発するなど、さまざまな実験と試行錯誤の末、なんとか完成させることができたそうです。なお、パレードというアイデアにいろいろな装飾的要素を付加する案も出たそうですが、最終的には不必要な要素はすべて削ぎ落とし、見せたいことを一番シンプルな方法で見せる案にまとまりました。それがここまでヒットし、話題になった理由ではないかと3人は語ります。
とにかくネット上でバズ(話題)を生むという目的で、スマートフォンの広告的な要素さえも削ぎ落とした結果、一見何のサイトかわかりにくいという懸念もあったという同サイトですが、公開翌日には、シンガーソングライターの広瀬香美氏、評論家の勝間和代氏など、Twitterヘビーユーザーとして知られる国内著名人に次々ツイートされます。さらに、Twitter共同創業者のBiz STONE氏にツイートされたのをきっかけに、世界中に広まることになりました。
Twitter共同創業者のBiz STONE氏による『IS Parade』紹介のつぶやき
さらに『IS Parade』は個人的に楽しむという目的だけにとどまらず、韓国で起きた実際のデモ行進にも使われるなど、予想を超えたさまざまな活動のプラットフォームになっている一面もあるとか。また、ある時期のサイトアクセスについて国別のランキングをとったところ、1位日本、2位アメリカに次いで、3位がブラジルだったそうです。パレードの本場の国で多くのユーザーに使用されているのも、おもしろい結果ではないかと千房氏はコメントしました。
ソーシャルネットワークサービスの動きを敏感にとらえたこの優れたコラボレーションについて、その舞台裏や制作姿勢の一端にふれられた、貴重なトークでした。
■第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門 大賞『IS Parade』
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/entertainment/ISParade/
■IS Parade
http://isparade.jp/
■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/
会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/
日時:2月11日(金)13:45-14:30(国立新美術館2F企画展示室2E ソーシャル・メディア・ラウンジ)
出演:キム・ソクウォン、川瀬 理絵
左から川瀬氏、キム氏、枝豆しば
豆でもないし、犬でもない。その愛くるしい表情とは裏腹に、毒の効いた豆知識をつぶやく『豆しば』は、多くの人の心を掴んで離さないキャラクターです。今回、エンターテインメント部門の審査委員会推薦作品に選ばれた同作品の生みの親であるキム・ソクウォン氏が、映像上映をはさみながら『豆しば』の制作に関するエピソードを語りました。
作者代表のキム氏に加え、豆しば代表として登場した「えだ豆しば」(ぬいぐるみ)の自己紹介の後、まずは『豆しば』の作品映像が紹介されました。すべて短いCM映像になっており、実はこれらの作品は『豆しば』自身をプロモーションするためだけに作られたもの。
© DENTSU INC
エンターテインメント部門審査委員会推薦作品『豆しば』
いまから3年前、キム氏が中心となり、渡部祥子氏、久家友哉氏の協力を得て制作し、あるコンペに応募したのがきっかけで『豆しば』が誕生。「キャラクターを作品自体でブランディングして育てあげると、どのようなことが起きるのか」という疑問から、新しい試みとしてつくられた作品だそうです。
キム氏はそれまで、コピーライターとして広告やCMの制作に携わってきた経緯があり、キャラクター制作の経験はなかったそうです。そこで、アミューズメントパークのキャラクターイベントに足を運ぶなど、とにかく入念な市場調査を敢行。この「キャラクター戦国時代」の研究を重ねた結果、成功例について「何かと何かの組み合わせ」「ダジャレのようなネーミング」「種類が豊富」「可愛らしさ」などいくつか法則を見出し、結果生み出されたのが『豆しば』だったのです。
可能性を感じるキャラクターではあったものの、「耳しかないキャラをどう動かせばいいか」などで苦悩する日々が続きます。制作が行き詰まるなかでふと出された「豆だから...豆知識を言わせようか?」という案がコンペの締切10分前に採用され、いまの豆しばのスタイルを確立したそうです。

以後、豆しば育てに奔走する毎日だそうで、「キャラクターは生み出すより育てるほうが難しい」と語りました。特に大変なのが『豆しば』が発言する豆知識集め。書籍やネットなどで情報を得ることが多いようですが、その豆知識は本当かどうか、必ず裏取りをするそうです。「明日誰かに言いたくなる豆知識」を意識しているという言葉も。さらに、全24種類の『豆しば』たちはそれぞれ実在する豆を選び、『納豆しば』は粘り強い性格、といったなるべくわかりやすいイメージで擬人化することを心がけているとのこと。
© DENTSU INC
エンターテインメント部門審査委員会推薦作品『豆しば』
現在は、『豆しば』のブランドを保ちつつ新たなシリーズとして赤ちゃん的キャラクター『ベビしば』を考案。映像もクレイアニメーションに切り替えました。さらに「男女の友情はありえないでちゅ」など、発する豆知識をより哲学的にし、幼いキャラクターとのギャップを生み出すなど、工夫を凝らしている様子です。
トーク中には、『枝豆しば』が「ねえ知ってる?」というおなじみの豆知識披露スタイルでキム氏のトークを茶化すユーモラスな場面も度々。キム氏の人柄も相まって、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
■第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/recommend/entertainment.php
■豆しば
http://dogatch.jp/anime_kids/mameshiba/
■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/
会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/

