Map【文化庁メディア芸術祭】レポートを更新しました!

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第14回文化庁メディア芸術祭で行われた、シンポジウムやトークなどのレポート記事を追加公開しました。

《最新シンポジウムレポート》
 ・受賞者シンポジウム:エンターテインメント部門②
 ・受賞者シンポジウム:アニメーション部門①
 ・受賞者シンポジウム:アニメーション部門②
 ・部門クロストーク:ネット時代における映像の多様性:表現と配信について

▼シンポジウムレポート一覧はこちら
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/festival/2010/report/symposium/

《最新イベントレポート》
 ・欧州を巡回する日本アニメの企画展「PROTO ANIME CUT」
 ・今年度のアート部門を振り返る
 ・今年度のエンターテインメント部門を振り返る
 ・今年度のアニメーション部門を振り返る
 ・今年度のマンガ部門を振り返る

▼イベントレポート一覧はこちら
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/festival/2010/report/event/



※なお公式Flickrでもフェスティバルの記録写真を公開中。
▼文化庁メディア芸術祭 公式Flickr(JMediaArtsFes' photostream)
http://www.flickr.com/photos/jmediaartsfes/

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Map【Pick Up Archives】過去の記事から、イチオシの言葉をご紹介

忙しい日々の中で、ふと立ち止まって読んでおきたい言葉たち。あなたは、どの言葉に心を動かされますか?

img_vol201.jpg<巨匠インタビュー>
富野 由悠季(監督/演出家)

「アニメの世界に入ってくるんだったら、20歳くらいまでは、とにかくアニメ以外のことに奮闘するということをやった上で来てほしいのです。僕は作品の制作現場というのは基本的に異能の集団であるべきだと思ってますので、いろんなバックグラウンドを持った人材が必要なんです」



▼インタビューページはこちらから
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/museum/meister/animation/vol2/





0324-3.jpg<作家インタビュー:Next Ages>
今日 マチ子(マンガ家)

「私は、登場人物の感情にせよ行動にせよ、なんらかの"動き"があればマンガと言っていいと思うんですよ。『センネン画報』は1ページですが、一番小さい単位の"振動"をしっかりと描いているので、マンガと呼んでいいのかなと思っています」



▼コンテンツページはこちらから
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/museum/next_ages/10vol2/

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Map【国内展覧会情報】注目のメディア芸術関連の展示などをご紹介

開催中・これから開催のMAP注目イベントを厳選してお届けします。

※東北地方太平洋沖地震の影響で、スケジュールに臨時の変更がある場合も考えられます。詳細は各会場へのご確認をおすすめします。

0324-2.jpg・第5回展覧会企画公募「floating view "郊外"からうまれるアート」
2011年2月26日(土)-2011年3月27日(日)
トーキョーワンダーサイト本郷

・差分・Difference「差をとる」ことで生まれる表象
2011年3月5日(土)-2011年4月3日(日)
Paul Smith SPACE GALLERY

・ギャラリー展示「イリュージョニスト」展
2011年3月2日(水)-2011年5月(予定)
三鷹の森ジブリ美術館 2階ギャラリー

・クレヨンしんちゃん・The アニメーションわーるど
2011年2月23日(水)-2011年5月22日(日)
杉並アニメーションミュージアム
※2011年3月末頃まで臨時休館予定

・GANTZ展
2011年1月24日(月)-2011年5月上旬
集英社ミュージアム

・ふたつの吾妻ひでお展
 「吾妻ひでお美少女実験室」 明治大学博物館 特別展示室
  2011年4月23日(土)-2011年5月23日(月)
 「吾妻ひでおマニアックス」 明治大学米沢嘉博記念図書館1階展示室
  2011年2月4日(金)-2011年5月29日(日)

▼くわしくはこちらから
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/information/exinfo/

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Map【作品ファイル】「アートとしての映像」歴代受賞作品から10点ご紹介

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さまざまなメディア芸術の中から精選作品を紹介する「作品ファイル」。今回は表現メディアとして「映像」の可能性に注目しました。テーマは「アートとしての映像」とし、文化庁メディア芸術祭の歴代受賞作品から力作10点をご紹介。あのWebサービスを意外な方法で利用したもの、パフォーマンスと映像が必然的に結びついたもの、またアニメーションの底力を追求したものなど、まさに十人十色の映像世界をどうぞ。

▼コンテンツページはこちらから
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/museum/file/

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Map【文化庁メディア芸術祭】レポート 最新記事追加のお知らせ

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2月2日から13日まで国立新美術館を主会場に開催された、第14回文化庁メディア芸術祭。フェスティバル会期中に行われた多彩なトークの数々について、レポート記事を今回さらに追加公開しました。

《最新シンポジウムレポート》
 ・受賞者シンポジウム:功労賞

▼シンポジウムレポート一覧はこちら
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/festival/2010/report/symposium/

《最新イベントレポート》
 ・文化庁メディア芸術祭 イスタンブール展レポート
 ・文化庁メディア芸術祭 京都展・岡山展レポート
 ・文化庁メディア芸術祭の海外展開レポート
 ・文化庁メディア芸術祭の国内展開レポート
 ・若手アニメーション作家たちが目指すもの(和田 淳、加藤 隆、土居 伸彰)
 ・オーストラリアの新しい文化領域の拠点「ACMI」レポート
 ・イギリスのサウンドとアートのフェスティバル「FutureEverything」
 ・学生CGコンテスト 講評会
 ・会場案内&作品紹介
 ・「先端技術ショーケース」シンポジウム

▼イベントレポート一覧はこちら
http://plaza.bunka.go.jp/r/mm.php?p=/festival/2010/report/event/



※なお公式Flickrでもフェスティバルの記録写真を公開中。
▼文化庁メディア芸術祭 公式Flickr(JMediaArtsFes' photostream)
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【協賛事業】 先端技術ショーケース「かえり道のデザイン -アートと技術、社会をつなぐしくみ-」(2)

日時:2月9日(水)16:00~17:30(国立新美術館3F講堂)
出演:原島 博(CREST研究総括、東京大学名誉教授)、小早川 真衣子(情報デザイン、多摩美術大学)、八谷 和彦(メディアアーティスト、東京藝術大学)、渡辺 富夫(メディア技術、岡山県立大学教授)

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シンポジウムの後半は、この試みについて各出席者間での意見交換が行われました。渡辺氏は「アイデアはとてもおもしろい。しかし、もっと制作者に届く仕組みがあってもいいのでは?」と提言。原島氏はあえて企画意図へのカウンター的な主張を取り上げ「アーティストが来場者の反応を気にしていては制作ができないという意見もあります。今回の試みとは関係ありませんが、知人のある作家などは"次はこんな作品が見たい"と言われると、逆につくりづらくなるので見たくないと言う」とし、ここでアーティストである八谷氏の意見を尋ねました。

八谷氏は「僕自身はお客さんに意見を言っていただくのはとても好きです。アートは鑑賞者がいて、批評があるから更新されるのだと思う。アーティストは批評を受けることにも慣れています」とコメント。ただし「かえり道のアートスペース」には作家への声が十分あったのか、本当に届くのか、という点ではやはり課題を感じたと語りました。人気作家・山口晃氏の個展で体験した、ポストイットで作者へのメッセージを貼り出したスペースのおもしろさを紹介し、「そこにあった意見はとても熱くて、山口さんに向けたラブレターのようだった」とし、今回議論されている試みについてのヒント的なものとして示唆しました。また八谷氏は会場とのマッチングについても指摘し、同じシステムでも、文化庁メディア芸術祭という大きな舞台と、もうすこし小さな展覧会とでは機能の仕方も異なるだろうとしました。

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小早川氏は、作家個人に向けた意見や感想も多く集まっており、ウェブ上でも閲覧できる点などを説明した上で、作家本人に届きやすいかどうか、そこに課題があるのは確かだと答えました。フィードバックは作家自らの意思で取捨選択されるものではあるが、もし探しづらい状態になっているようなら、環境づくりの点で改善すべきだと感じている旨、コメントしました。

八谷氏からは、フィードバックがタグで結ばれて図形ができるようすについて、そこからどんな関連性を見て取れるのかという質問もありました。小早川氏は「同じ意見、似た意見の存在を可視化するために行っており、この形になれば正解というモデルがあるわけではない」と解説。これに対して八谷氏は「こういったシステムはFacebookやmixiと相性がよいように思う」とSNSとの連動の可能性を示唆しました。

小早川氏は今回の試みを文化庁メディア芸術祭の協力を得て発表することで、「オープンスパイラルモデル」の実験の場としたい想いもあったことを述べ「今日のような意見がたくさんいただけることは嬉しいこと、貴重なことで、いろいろな可能性が生まれたらいい」と今後の抱負を語りました。

また渡辺氏は、研究にとっては論文だけではなくプレゼンテーションも重要であるいっぽう、そのプレゼンテーションが上手な研究者が決して多くはないことを指摘。「オープンスパイラルモデル」の導入が、研究者たちの的確な伝達能力を鍛えていく可能性への期待も述べられました。

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来場者との質疑応答では、こうした新しい試みにおける高齢者とのコミュニケーションについての展望を尋ねる質問があり、原島氏は「まさに今日のまとめとして発言しようと思っていた内容。メディアアートのひとつの特徴は、子どもたちから高齢者の方々までいろいろな人をワクワクさせることができます。"わかる人だけ"がわかる内容ではいけないと思います。今後はいっそう幅広い世代のフィードバックを取り入れる方向も考えていくべきでしょう」と述べ、本シンポジウムの最後の言葉としました。

■独立行政法人科学技術新興機構「デジタルメディア作品の制作を支援する基礎技術」研究領域
http://www.media.jst.go.jp/

■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/

会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/

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【協賛事業】 先端技術ショーケース「かえり道のデザイン -アートと技術、社会をつなぐしくみ-」(1)

日時:2月9日(水)16:00~17:30(国立新美術館3F講堂)
出演:原島 博(CREST研究総括、東京大学名誉教授)、小早川 真衣子(情報デザイン、多摩美術大学)、八谷 和彦(メディアアーティスト、東京藝術大学)、渡辺 富夫(メディア技術、岡山県立大学教授)

sentan01.jpg 左から、原島氏、小早川氏、八谷氏、渡辺氏

第14回文化庁メディア芸術祭の展覧会場出口近くには、来場者の感想や意見が貼り出された「かえり道のアートスペース」が併設されました。これは科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(CREST)が主導し、鑑賞者による表現とフィードバックの還元を目的として実験的に行われた試みです。「観せる側」から「観る側」への一方向性となりがちな美術館にこれから求められるのは双方向性であり、そのためにも「かえり道」をどうデザイン、提案するかが問われています。そこで「かえり道のデザイン -アートと技術、社会をつなぐしくみ-」としてシンポジウムが行われました。

まずは司会を務める原島氏から、このプロジェクト誕生の経緯説明がありました。この「かえり道のアートスペース」は、CRESTが研究のモデルを考える目的として開催した「予感研究所」がベースになっています。従来の研究モデルは、学会で発表されてから産業界で反映され、社会に流通する=「リニア分業モデル」が一般的でした。しかし今後は研究のプロセス段階から積極的に成果を社会に発表し、得られたフィードバックを研究に生かすことを目指すべきだという考えが、その根底にはあるそうです。

sentan02.jpg 「かえり道のアートスペース」会場のようす

この「オープンスパイラルモデル」を普及させる意味もあり、研究途中のプロジェクトを多数発表した「予感研究所」が開催されました。その会場では、来場者による感想を壁に張りだす「予感ウォール」が登場。これが「かえり道のアートスペース」のベースになっています。

次に、本プロジェクトの企画・運営を手がける小早川氏から詳細説明がありました。「かえり道のアートスペース」の目的は、アートコミュニケーションの促進、つまりアーティストの表現を通して対話を創出すること。体験の流れは「表現カードに気持ちや感想を書く」「カードをスキャナーで取り込む」「壁面にカードを張る」「スクリーンに表示されたカードを見る」の4プロセス。データ化されたカードは内容に沿ってスタッフがタグづけを行い、関連のあるカードと共に会場スクリーンに表示される仕組みです。来場者の多彩な声を可視化することで作家へのフィードバックとなり、来場者の表現の場としても機能します。

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「みなさんは展示を見た直後で気持ちも高ぶっているので、イラストや言葉などいろいろな表現をしてくださいます」と小早川氏。「来年は応募したい!」「5年以内にノミネートしたい!」など、展示参加への熱意が込められたものも多く寄せられました。自分のカードがスクリーンに映し出されるのを楽しみに待っている小学生の姿なども見られ、小早川氏もとても嬉しく感じたそうです。このシンポジウムの直前、開催から1週間の時点での集計で、カードは3,250枚、659種類のタグが生成されていました。

後半は、今回の試みについて、出席者それぞれの立場や経験をふまえた議論が展開されます。

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【第14回文化庁メディア芸術祭】 作家トーク:「若手アニメーション作家たちが目指すもの」(2)

日時:2月8日(火)17:30-18:30 (東京ミッドタウン ガレリアB1Fアトリウムソーシャル・メディア・ラウンジ)
出演:和田 淳(アニメーション部門優秀賞)、加藤 隆(アニメーション部門推薦作品)、土居 伸彰(アニメーション研究・評論)

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ygan04.jpg 左から、土居氏、加藤氏、和田氏

トーク後半は、「若手アニメーション作家が目指すもの」について、和田、加藤両作家と土居氏による議論が展開されました。

和田氏と加藤氏は共に1980年生まれ。自身も81年生まれで同世代の土居氏は、若手アニメーション作家の状況を「東京藝大にアニメーションの専門セクションができ、多摩美にはそうした学部こそないけれど『つみきのいえ』の加藤久仁生さんがここから出てきたりしている。若い作家が個人でつくるものが台頭してきたいっぽうで、彼らが卒業後どうするかという問題はありますね」と概観します。

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幸運にも学生時代から仕事を見つけることができた、という加藤氏は「制約のないインディペンデントなものをやれたらという意欲も持ちつつ、自分と接点のある人たちと一緒にやっていく中で、まず活動を知ってもらうのが得策かなという気持ちでやってきました」と述べました。自分の持ち味を理解してくれる人々と一緒にやれる、そのありがたさも感じるそうです。

和田氏も映画版『ゲゲゲの女房』のアニメーションパートの制作に、やはり同世代の大山慶さんと参加するなどしています。また、これまでの作品がザグレブやオタワなど世界的な映画祭や芸術祭で多くの人々に観てもらえたことで、新たな表現の場につながればという気持ちもあるとのこと。さらに、東京藝大のアニメーション専攻第一期生の立場としても、ここで生まれた作品が今回評価されたのはよかったと感想を述べました。

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さらに前述の大山氏と、和田氏、土居氏らが2010年に設立したインディ・アニメーションレーベル『CALF』のように、DVD発売や上映イベントなど、作品を積極的に世に広める活動もみられます。和田氏は「作家活動というのは、誰がどこでやっても厳しいものだとは思います。だからこそ、やりたいことを自分たちでやろうという思いがある。作品も活動も、そういうかたちでやっていきたい」と意欲を語ります。

続けて土居氏が、2010年に国立新美術館で開催された若手アニメーション作家の特集上映「TOKYO ANIMA!」の盛況を例に引いて、現在の勢いを紹介しました。加藤氏は「確かに嬉しい。ただ、そこからさらに各方面につなげ、発展していくこと、そして"もっと見たい"と思わせるものをつくることがますます必要かとも感じます」と述べました。

YouTubeのような新たな視聴環境の登場も、特に短編アニメーションにはポジティブな材料では? そんな土居氏の問いかけに、実際にYouTubeを活用している加藤氏は「過去を知ってもらう目的で、学生時代の作品のみをアップロードしている」と説明。インディペンデントなかたちで取り組む作家にとって、今後は自ら作品の価値をつくり出すことを考えるのも必要では、とのコメントも印象的です。

他方、「ワンクリックで再生、で終わってしまうのではなく、映画館などリアルに観せる場所がほしいとも思う。短編アニメーションには実はそういう場があまりない」(和田)、「お客さんの気持ちも、映画館で観るのとワンクリックで観るのとはまた違うと思う。観衆にとって忘れられないような機会をつくれたらと思います」(加藤)、との課題や抱負も語られました。

Twitterなどのソーシャルメディアについては、和田氏が「イベントにきてくれる方々の層を広げる役割になっているのはすごい。そうした変化も取り入れながら切り開く、という気持ちでいたい」と述べました。

若手作家たちのフレッシュな表現を支えるエネルギー、そしてインディペンデントな発信のために適材適所の方法論を模索する意欲が感じられるトークとなりました。

■第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞『わからないブタ』
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/animation/Inapigseye/

■第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 審査委員会推薦作品
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/recommend/animation.php

■こどものなかのこども(和田 淳参加サイト)
http://codocodo.com/

■Ryu Kato
http://ryukato.net/

■CALF
http://calf.jp/

■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/

会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/

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【第14回文化庁メディア芸術祭】 作家トーク:「若手アニメーション作家たちが目指すもの」(1)

日時:2月8日(火)17:30-18:30 (東京ミッドタウン ガレリアB1Fアトリウムソーシャル・メディア・ラウンジ)
出演:和田 淳(アニメーション部門優秀賞)、加藤 隆(アニメーション部門推薦作品)、土居 伸彰(アニメーション研究・評論)

ygan01.jpg 左から、土居氏、加藤氏、和田氏

アニメーション部門から、優秀賞『わからないブタ』の和田淳氏と、審査委員会推薦作品『NHK 星新一ショートショート/午後の恐竜』の加藤隆氏という若手作家を招き、両作家と同世代でアニメーション研究を行う土居伸彰氏が司会を務めるトークセッションが行われました。

和田氏の受賞作品『わからないブタ』は、ある家族のシュールな行動と、彼らの家の前に横たわる巨大なブタを描いた短編。東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻の修了制作作品でもあります。登場する人間、ブタ、犬それぞれの奇妙な関係性も印象的で、作家本人は「よかれと思ってやったことが、相手にとってはそうでなかったり、そういう"ズレのおかしみ"みたいなものを描きました」と語ります。

ygan02.jpg © 和田淳/東京藝術大学
アニメーション部門優秀賞『わからないブタ』

土居氏からは「和田さんは2002年から制作を続けていてキャリアもあるが、今回にはこれまでの和田さんらしさと、新しさの両面が見られる」との評価がありました。和田氏は今回の挑戦として、(画面上の)背景に新たな意識で取り組んだこと、また効果音は大学でサウンドデザインを専門にしている知人との協働を試みたことを紹介。「いつも自分の体を使ったりして音をつくるが、ほぼ裸で体をパンパン叩いたりするので、それを他人に見せねばならないハードルがあった(笑)」との制作秘話は、会場の笑いを誘いました。

土居氏はまた「和田作品は今回のタイトル通り、よくわからない展開や行動が印象的で、しかも登場人物はそれがおかしいと思っていない」という特徴に言及。和田氏は「自分は"わからない"を良い意味でとらえているが、ひとりよがりの危険性もはらむのでかなり慎重にやっている」と答え、さらに「ここしばらく一貫して取り組んでいるのは"気持ちいい動き"で、これも見た人がどう思うかはわからない。ただ、作品をつくるときに個人的なものを出すのは当然でもあり、それが伝われば嬉しい」と創作姿勢を語りました。

次に加藤隆氏からお話がありました。今回、審査委員会推薦作品となった『午後の恐竜』は、星新一の小説をアニメーション化した短編。NHKの『星新一ショートショート』で放映されました。ある日、地球各地で蜃気楼のように恐竜たちが現れ...というこのSF物語は、実は世界の終わりを描いた怖い話でもあります。しかし加藤さんのアニメーション版は原作の魅力を伝えつつ、随所に独特の美しさも感じられるものになりました。

ygan03.jpg © NHK/テレコムスタッフ
アニメーション部門審査委員会推薦作品『NHK 星新一ショートショート/午後の恐竜』

土居氏いわく「とてもスケール感のある作品で、和田さんとはまた違う意味で独特の絵柄」。この作品は一枚一枚、水彩で描いてスキャンしたものから生まれ、背景は実際に多摩川を撮影した写真の出力上に筆で描いたり、パソコン上で画像を合成したりしたそうです。

この作品で加藤氏は、文章で完結している小説をアニメーション作家として自分のテイストでつくりあげることに挑みました。「最後の場面で主人公が自分のドッペルゲンガーに出会うシーンがあります。今回は悲劇的な終わり方よりも、人間的な余韻が残るものにしたくて、あのようにやらせてもらいました。また、原作が書かれたときから時代も移り変わる中で、もうすこし日常的なかたちで描きたいという思いもありました」。

後半は、トークのタイトルともなった「若手アニメーション作家が目指すもの」について出演者3人の意見が交わされます。

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【協賛事業】 学生CGコンテスト 講評会

日時:2月6日(日)12:00-12:45(国立新美術館2F企画展示室2E)
出演:原田 大三郎(多摩美術大学教授)、学生CGコンテスト受賞者

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デジタル技術を利用した作品を通じ、若い才能の発掘と作品発表の機会提供を目的とした「学生CGコンテスト」。静止画やアニメーション、Web、ゲーム、インスタレーションなど幅広いジャンルから作品を募り、全国の学生から自由で大胆な力作が集まりました。1995年よりスタートし、第16回目を迎えた今回も文化庁メディア芸術祭と同時開催され、国立新美術館2F企画展示室2Eの会場内で講評会が行われました。

受賞作家が自作についての説明を行い、審査委員長の原田大三郎氏をはじめ、審査委員がそれぞれに感想やアドバイスを寄せる形式で講評会は進行。アニメーション部門の受賞作品『わからないブタ』作者の和田淳氏のプレゼンテーションでは、「就職先が決まっていないそうですが、必ずクリエイターとして食っていけると思います」と激励の言葉をかけていました。

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また田中健二氏の『塩釜神社前県道3号』には、「昔のビデオインスタレーションには似た作品がたくさんあった。それをいまの若者が独自の解釈で再構築しているのがおもしろい」とコメント。各作品の特質に寄り添いつつ、主観をまじえた的確な講評を寄せていました。

原田氏は最後に、「CG制作に本気になっている若い力を感じられたことが何より嬉しい。レベルの高い学生の作品が並ぶのは素晴らしい光景です。しかしこれに満足せず、来年以降は隣のブース(文化庁メディア芸術祭)で入賞されるような作品をどんどんつくってほしいと思います」と総評を述べ、講評会は締めくくられました。

■第16回 学生CGコンテスト
http://www.cgarts.or.jp/scg/2010/

■第14回 文化庁メディア芸術祭
The 14th Japan Media Arts Festival*
http://plaza.bunka.go.jp/festival/

会 期 : 2011年2月2日(水)〜2月13日(日) 10:00〜18:00
金曜は20:00迄(入場は閉館の30分前)
会 場 : 国立新美術館(東京・六本木)※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主 催 : 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)
お問合せ : CG-ARTS 協会「文化庁メディア芸術祭事務局」フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/q/

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