「メディア芸術クリエイター育成支援事業」では、平成23年6月20日から7月25日の募集期間に応募のあったアート/アニメーション/マンガ/ゲーム等の新作の企画の中から、6企画が決定し、9月下旬に、6組のクリエイターと審査委員との打ち合わせが実施され、創作活動の内容について確認が進められました。
第9回アート部門で審査委員会推薦作品の選出歴がある津島 岳央さんは、今回『Phenom of Tranquility』という新作に取り組みます。打ち合わせには運営委員の伊藤 有壱氏と、原田 大三郎氏が参加。作品の詳細や企画段階からの変更点について、スケッチや映像などの資料と共に三者で確認をしました。
『Phenom of Tranquility』は、曲面スクリーンを使用して、オランダの風車群などの景色と日本の浜岡原発の景色が対比的な構図で展開する映像のインスタレーション作品として企画中です。 津島さんは震災後の日本の状況や、以前から研究を続けていたオランダの持つアイデンティティの強さに対する思いを作品制作の背景としています。面談では、インタラクションを排除した作品の具体的な構造やオランダの取材を基にした補足的なドキュメンタリー映像を加えることなどについても説明がありました。審査委員からは主に作品と映像装置との関係性、作品と二次的要素とされているドキュメンタリー映像との関係性などについて質問があがっていました。意見交換を通して、作家自身も作品を深く掘り下げていく作業のような打ち合わせとなりました。
いよいよ、来週からはオランダでの取材が始まり、創作活動が具体的にスタートします。
▼「第1回活動レポート」一覧
津島 岳央 『Phenom of Tranquility』
真鍋 大度『pub-bio(public bio data)』
大山 慶 『放課後』
ナガタ タケシ/モンノ カヅエ(トーチカ)『PiKA PiKA2011: SUN LIGHT DOODLING PROJECT』
四宮 義俊/皆川 真紀 『ファッジ』
藤木 淳 『ゲームキョウカイ』

