「メディア芸術クリエイター育成支援事業」は、文化庁メディア芸術祭において受賞作品や審査委員会推薦作品に選ばれた若手クリエイターの創作活動をサポートするプロジェクトです。選出された6企画に関して、11月に行われた進捗報告会をレポートします。
現在、各クリエイターは、2月22日(水)から3月4日(日)まで開催される文化庁メディア芸術祭会期中の成果発表を目指して、制作に取り組んでいます。
前回の打合せの時点で、すでにパイロット版が完成していた大山慶さんの『放課後』。制作が急ピッチで進められる中で、大山さんには、前回の打合せに引き続き、伊藤委員に作品の進捗を報告して頂きました。打合せでは、現時点で仕上がっている動画を見ることができました。パイロット版のイメージはそのままに、中学校の放課後の様子が、部活動にいそしむ個々の生徒に焦点を当てながら映しだされていきます。登場する生徒は、カットが切り替わる度に異なるタッチで登場します。短い時間で切り替わったはずの登場人物ですが、切り替わるタッチで強烈な印象を残していきます。

当初の企画段階では、この作品はフィルムでの完成が予定されていましたが、予算の問題に加えて、昨今はフィルムでの上映環境が減少していることを踏まえて、最終の作品形態はDCP(デジタルシネマパッケージ)に変更されました。最初から最後までデジタルで作ると画面が硬くなり違和感が生まれる、との理由から、それを和らげるために一工夫をする予定との事でした。また、これまで大山さんは、ほとんどの作業を一人でこなして、アニメーションを制作されてきたということですが、今回は2月の成果発表での公開に向けて、スタッフを増やして制作に取り組んでいます。どこまでの完成度で成果発表を迎えることが出来るでしょうか。2月の上映を皮切りに、国際的なアニメーション映画祭での上映をめざすような作品になることが希望されます。

▼前回の活動レポート
第1回活動レポート:大山 慶 『放課後』
▼「第2回活動レポート」一覧
津島 岳央 『Phenom of Tranquility』
真鍋 大度『pub-bio(public bio data)』
大山 慶 『放課後』
ナガタ タケシ/モンノ カヅエ(トーチカ)『PiKA PiKA2011: SUN LIGHT DOODLING PROJECT』
四宮 義俊/皆川 真紀 『ファッジ』
藤木 淳 『ゲームキョウカイ』

